高麗人参の原産地

原産地は中国の遼東から朝鮮半島にかけての地域とされ、中国東北部やロシア沿海州にかけて自生する。
現在、全体の70%以上が韓国と中国で栽培されているが、日本でも江戸時代から栽培されている。

韓国では単に「人参」(正確には「人蔘」)(インサム、인삼)と呼ぶ。韓国ではニンジンは「唐根」(タングン、당근)と呼び、明確に区別する。
土産物用、輸出用の人参製品には「高麗人参」(コリョインサム、고려인삼)と表記されるが、これは現在の韓国で「朝鮮」という呼称を忌避しているためである。
なお、「高麗」はかつて朝鮮に存在した統一王朝の名称であり、公式には高麗時代から栽培が始まったと考えられるため、「高麗人参」と呼ぶという説明がなされている。