高麗人参の名前の由来
日本では古くから「高麗人参」と呼ばれてきたが、戦後、日本の人参取扱業者は輸入元の韓国に配慮して「朝鮮」の語を避けて「薬用人参」と専ら称してきた。
しかし、「薬用」の名称が薬事法に抵触するとする行政指導を受け、呼称を「高麗人参」に切り替えた。
「高麗人参」の呼称は当初なじみが薄かったものの、現在では消費者にも広く普及している。
「御種人参」の名は、江戸幕府の八代将軍徳川吉宗が対馬藩に命じて試植。
その後各地の大名に種を分け栽培を奨励したことに由来すると伝えられている。