現在の高麗人参の産地

高麗人参は古くから薬効が知られ珍重されていたが、栽培は困難であり18世紀はじめの李氏朝鮮で初めて成功した。
韓国では忠清南道錦山郡と仁川広域市江華郡、北朝鮮では開城が高麗人参の産地として有名。
中国では長白山(白頭山)の麓で高麗人参を「長白山人参」として栽培される。
日本では福島県会津地方、長野県東信地方、島根県松江市大根島(旧八束町)などが高麗人参の産地として知られる。
高麗人参栽培にはおよそ四年ほどの月日を掛けた上で収穫されるが六年根も存在する。

高麗人参は栽培物より天然物の方が薬効が強いが、野生の高麗人参の採取は非常に困難であり、産地でも高値で取引されている。